うつなわたしのブログ

年々鬱々な日記帳

あかるい

次々と隣の建造物が取り壊されていって、更に遠くが見渡せるようになってきた。心地が良い。本来みえるものが隠されていたのだなあ。

 

この景色を見て育っていたら違った人生になっていただろうか。みえる景色一つで、精神も変わっていただろうか。

見えないことが当たり前になりすぎていたのではないだろうか。

 

遠くが見えないところに住むということはよくないことだ。現代の都市は、周りに住処やものがありすぎる。こんなジメジメしたところで暮らすことなんて、ましてや育つことなんて。

心もろ体も萎縮してしまっていた。

 

みえる、ということはとても大事なことだ。

みえていなかった、ということに気づかなければ、それがわからなかったのだから、恐ろしいことだ。

 

みえると気分がかわる。現環境の印象もかわってくる。不思議だ。見え方の問題だけなのに、こころの形まで変わってしまうのだ。ひとは本当に環境に左右される生き物だ。

 

みえること。